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授業当日、天気を心配していましたが、
無事晴れて野外で開催することができました。
ガスもマッチもなかった昔は、どうやって人々は火を作り出していたのだろうか。
原始的な火起こしを通して、
昔から現代までの繋がりを感じるべく、火起こしとどんぐり染めの授業を行いました。
日本は自然災害の多い国。
私自身、東京で東日本大震災を経験し、痛感したのが、
どんな状況でも生き抜く力の必要性でした。
今後、いつどこで何が起こるかわからない未来に向けて、
たくましく💪生き抜く根本的な技術と精神を取得することの重要性を感じ、
わたし自身もまず学びたかった火起こし。
念願の願いを叶えてくださったのは、天城農業センターの瀬川裕美隊長でした。
瀬川隊長は、超絶ワイルド!!な方です。
鍾乳洞も山も一人でグングン冒険していく、まさに本物の冒険家です。
そんな隊長に憧れ今回講師のご依頼をさせていただきました。
瀬川先生は、始め火起こしの様々な種類を資料を通し紹介してくださいました。
シュミレーションでは、火うち石を使って見事に火を作ることに成功しました。
「うおーー!」みなさんの歓声が響き渡ります。
ところが今回体験予定の弓切り法(舞切り方からの変更いたしました)の
シュミレーションでは、リハーサルでは一発で火が作れたものの、
当日はなぜか数回挑戦しても火種がなかなか作り出せません。
そうそう簡単に火は起こせるものではないということを証明してくださいました。
瀬川さんは「昔の人は慣れてるから火を起こすことは容易だったかもしれないけれど、、
そうなるにはまだまだ練習が必要ですね」とおっしゃられました。
そして実際に皆さんが体験する番です。
火起こし必要な材料作りから始まりました。
小さいお子さんも保護者が見守る中、小型ナイフを使って木を削ります。
準備が整ったら、火起こしに挑戦です。
瀬川先生の時は、そうハードに見えなかった弓木り法ですが、
実際やってみるとなんともハードな作業です。
何度やってもやっても火種が作れません。
途中で「もうダメだー!」「疲れたー!」「ライター!」という叫び声が
聞こえてきました。
時間になってもなかなか火起こし第1号となる方が現れなかったのですが、
終了時間を過ぎても諦めず挑戦すること20分。
1組、2組と成功者が現れました!
火を起こすことに諦めずに挑戦する親子の姿が、とてもたくましく見えました。
最後に炎を作れたときは
本当に嬉しく感動しました!
人をおこすことは
現代では1分もかからないのに
こんなに時間と手間ををかけて挑戦することの意義は、
いつ、どこで、どんな時に発揮されることになるかわかりません。
生きていために欠かせない火。
今日は大変ながら
感慨深い1日でした。
みなさん お疲れ様でした☆
続きはどんぐり染めについて報告いたします!
のせたかこ
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