森と海の藝術楽校について

藝術×環境共育×福祉

【藝術×環境共育×福祉】が相互に絡み合う 子どもからご高齢者までクリエイティブに繋がり集う場所

何世代も後の世代に対し、持続可能な未来形成ができているとは言えない現代に対し、どうしたら人が心豊かに自然と調和しながら、持続可能な未来を形づくっていけるのか。

キーワードである3本の柱を軸として、山も海もある自然豊かな徳之島で、結いの精神を大切にしながら、障がいがある、ないに関わらず、年齢問わず、子どもも大人も想像力(imagine)/創造力(create)を高め育みながら共に探っていきます。

また、アートと社会の繋がりを楽しく学び、制作しながら、持続可能な島、社会を目指していくアートの発信拠点です。

なぜ3つのキーワード?(藝術×環境共育×福祉) 

《藝術》


①想像力(Imagine)/創造力(Create)を高める

「そうぞうすること」は多種多様な社会の中で、人を思いやる気持ち、生物を大切にする気持ち、何かを予想、推測して動いていくために最も必要とされる根源的な力です。

作品づくりの特徴は、ゼロから自分自身で作り上げていくこと。その過程はまさに「そうぞうすること」を繰り返し、選択し、判断、決断の連続であり、選択することの連続である人生を自分自身で切り開いていくための、目には見えない生き抜く力であり、一つの作品を作ることが実は生きていくことに密接に繋がっています。


②「藝術思考」を育む

新しいことを生み出す能力、人とは違う答えを見い出せる能力、想像・創造的思考力(分析する考え、予想、予見をしたりアイデアを生み出したりする創造的な思考)を育む「藝術思考」は、先進的なビジネスの現場でも非常に注目されています。

また慶応幼稚舎を始め数々の有名付属校の小学校の受験の中に、ペーパーテストの中では判断が難しい個人の本質や個性、独創性、過程環境などの判断要素として絵画や工作が取り入れられています。


③豊かな感性を育む

作品を作ることは、豊かな感受性を育みます。自然、人、他様々な環境に囲まれてた中で、何かを見い出し作品を作ることは、豊かな感受性(=感性)を育むと同時に、心の豊かな人格形成へと繋がっていきます。


〈クリエイティブリユースの場〉

家庭や企業から日常的に生み出される廃材をそのまま廃棄せず、人のクリエイティビティー( 創造性)を使って、新しいもの(作品)に生まれ変わらせる取り組みのことです。この概念を取り入れ、新しいものを生み出すことで、想像力を高め身近に出る廃棄物といわれるものを通し、持続可能な未来について考えていきます。

《環境共育》 

※「共に学び育つ」という意味で共育を使っています

※ここでいう「環境」とは、自然環境だけではなく、社会環境、文化環境も含みます


①自然環境

■自然環境保全の心を育む

持続可能な社会、未来づくりのためには島、地球の資源は有限であることを危惧し、認識すること、そして出来る限り環境に配慮した取り組みを実践ていくことが大切です。また、パーマカルチャー(※1)や日本の里山文化をベースとした持続可能なデザイン体系に配慮し、自然の法則を学ぶと共に、自然観察会、アート×自然体験キャンプ、ビオトープづくり、昔ながらの農業など、自然を観る・ 感じる・楽しむことを通し自然環境保全の心を育むことを目指します。


※1 パーマカルチャー:永続性(パーマネント)と農業(アグリカルチャー)、文化(カルチャー) を組み合わせた造語です。永続可能な農業、文化の形成を目指し、人と自然が共に豊かになるような関係を築いていくためのデザイン手法のこと。

基本になる3つの要素は、① 自然のシステムをよく観察すること  ②伝統的な生活(農業 など)の知恵を学ぶこと ③現代の技術的知識(適正技術)を融合させること  

②社会環境

■社会の課題を知り、学び、解決策を探る

様々な社会の背景や課題を知り、持続可能な社会、未来づくりのための解決法を探る。


③《文化環境》

 ■持続可能な文化の形成を目指す

昔ながらの伝統文化を学び、現代の文化と融合させ、自然環境や人(生物)に配慮した文化形成を目指す。



《福祉》

ソーシャル・インクルージョンの実現を目指す

ソーシャル・インクルージョンとは「社会的包容力」「社会的包摂」などと訳され、すべての人々を孤独や孤立、隔離、排除するのではなく、社会の中で共に助け合って生きていこうという考え方です。障がいがある、ないに関わらず、年齢問わず一人一人の尊厳を保ち、共にオープンに楽しむ場を目指しQOL(生活の質)を高めていきます。


■ご高齢者

できるだけ、外に出て社会と接することが何よりの介護予防になると考えます。お話を楽しみながら手先を動かしたり、若い世代との交流を持ちながら社会から孤立することを防ぎます。


■障がい者

社会から隔離、分断されがちである障がい者ですが、ノーマライゼーション(※2)の概念のもと作品制作、表現活動他、共に楽しい時間を共有し誰もが行き交うオープンな場所を目指します。


※2 ノーマライゼーション:ノーマライゼーションとは,障がい者(広くは社会的マイノリティも含む)が一般市民と同様の普通(ノーマル)の生活・権利などが保障されるように環境整備を目指す理念です。

ー 指針となるもの ー  国連で採尺された行動指針


■ESD(Education for Sustainable Development)     持続可能な開発のための教育の教育

現在、世界には、環境・貧困・人権・平和・開発といった様々な地球規模の課題があります。ESDとは、地球に存在する人間を含めた命ある生物が、遠い未来までその営みを続けていくために、これらの課題を自らの問題として捉え、一人ひとりが自分にできることを考え、実践していくこと(think glo-bally, act locally)を身につけ、課題解決につながる価値観や行動を生み出し持続可能な社会を創造していくことを目指す学習や活動です。つまり、ESDは持続可能な社会づくりの担い手を育む教育です。 (引用:文部科学省HPより) 

参考: http://www.esd-jpnatcom.mext.go.jp



■SDGs (Sustainable Development Goals)     持続可能な開発目標

SDGs(エス・ディー・ジーズ)とは、2015年9月の国連サミットで採択されたもので、国連加盟の193か国が2016年~2030年の15年間で達成するために掲げた目標です。教育のこと、平和、エネルギー、まちづくり、気候変動、自然他、各分野の持続可能な開発目標についてカラーで17つに分類されています。また各分野について合計169のターゲットがあげられています。

《想い》

人が物事に興味、関心を持つときは、直接自分に影響が関わってくるとき。どう自分に関わり、影響してくるのか。自然が枯渇すると、どう自分たちの生活に跳ね返り影響してくるのか。 生態系の繋がりが、どうわたしたちに影響するのか 生活の中など、身近な点から(蟻の目)自分たちへの関わりを考えながら、大きな視点で 逆算していく(鳥の目)。。そこで必要になってくるのが、事実を知ること、推測力、想像力/創造力、自ら問題意識を持ち、課題を発見し解決していく力。そういった能力を育み高め、持続可能な未来に向けて、たくましく生き抜く力をみなと共につくりあげていく場を目指すとともに、他人事を自分事として置き換えて考えられるような環境づくりを目指していきます。



「森と海の藝術楽校 in 三京」

 実行委員会 代表 のせたかこ